2016年7月3日(日)第21節 水戸ホーリーホック vs 松本山雅FC
直近の5試合を4分1敗で現在17位の水戸との一戦です。現在17位と低迷していますが、得失点差は-1と決してこの順位にいるようなチームではありません。現在8位のレノファ山口の得失点差は-4ですから、下位であるからと油断してはいけないチームです。
前回対戦した2014年は、ホーム、アウェイ共に山雅の勝利でした。
J2での通算成績は、山雅の5勝1分けと相性は良いチームといえます。
2014年5月31日(土) アウェイ 水戸1-2山雅
2014年11月23日(日) ホーム 山雅3-0水戸
では、2014年のJ2時代のデータをみてみましょう。
2014年の水戸は、15位でシーズンを終えています。得失点差は0だったので、もう少し上の順位になれる実力はあったかと思います。
では、今年20節までのデータはどうなっているでしょうか?
目立つところでは、得点がダウンしています。それに合わせるように失点も少なくなっていて、失点の0.95は上位6位に入れるレベルの数値です。
この数値から見えてくる水戸の特徴としては、攻撃力の弱さを固い守備で補うチームといえます。ここまで20戦のなかで、2点以上とった試合が4試合で、その中で勝利したのが、第9節 東京 0-3 水戸の1試合だけです。引き分け数は、現在J2最多の8試合で、負けない試合ができる粘りのチームといえます。
データ通りの試合になった場合、攻撃力が高い山雅が主導権をにぎる展開になるでしょう。但し、水戸の守備は固く粘り強いので、早めに先制点が取れるかがポイントになるでしょう。
試合を終えて
今試合のシュート数は、山雅10本、水戸14本でした。分析通り守備の固い水戸からは平均以下の10本のシュートしか生まれませんでした。対する水戸の14本は平均以上のシュート数で、前半山雅0-2水戸で終えた事からもわかる通り攻撃力が強化されていました。後半、シュート数が上がってきた山雅は、水戸の被シュート失点率12%の守備をつき、見事3点をいれ逆転し試合を終えました。