2016年のＪ２リーグも残すところ10試合となりました。1位の札幌は2位山雅に勝ち点9点差をつけ、逃げ切り体制に入りました。2位山雅から5位岡山までは4点差の団子状態です。6位京都との勝ち点差は10点。7位横浜との差は14点ありますので、自動昇格争いは京都を含めた上位６チームに絞られてきたといえます。
上位６チームの今後の対戦相手を表にしました。色がついているのが、上位６チームの直接対戦となります。
なんと札幌は残り１０試合、上位チームとの対戦は１つもありません。札幌はこのまま逃げ切りJ1自動昇格はほぼ間違いないでしょう。
残り１枠をかけた注目の戦いは、３３節～３６節の山雅、C大阪、清水、岡山の直接対戦です。
この結果次第では、最終順位が見えてくる大事な試合となります。山雅の３４節、３６節は上位対決ではないものの、３４節讃岐、３６節千葉と前半戦勝利できなかったチームとの対戦ですので、ここで足踏みしないよう４連勝して優位に進めていきたいところです。
では、まだ１０試合残っていますが最終順位を予想してみましょう。
筆者オリジナルの勝点予想を用います。以下のルールで残り試合の勝ち点を積み上げていきます。
・上位６チームの直接対決には勝点１
・下位チームとの対戦には勝点２
一応このルールには、ゆる～い根拠があります。このルールを年間４２試合に適用すると勝ち点７４点となり、ほぼ３位～４位の順位に相当します。
以下がこのルールで残り１０試合を予想した最終順位です。
やはり札幌は余裕で逃げ切りです。山雅とC大阪は上位対決が共に２試合という事で、現在の１点差のまま最終成績となっています。岡山、清水は上位対決が４試合残っている事で、現在よりも差が開いた４位、５位予想となります。
本当にこのルール通りに決まればこんな嬉しい事は無いのですが、もう１つ別の視点から予想してみます。残り１０試合の勝敗が前半戦の勝敗結果と全く同じだったとした場合の最終成績です。
なんと！! 山雅はC大阪に１２点もの差をつけられた３位となります。C大阪はこれから対戦する１０チームとの前半戦の成績は、９勝１分と脅威的な勝率です。勝ち点28を積み上げ８８点となり札幌に追いつく勢いです。対する山雅は４勝３敗３分と１５点しか積み上げられず、C大阪に離された３位予想となります。
山雅の残り１０試合の前半戦の結果は、
勝ち：山形、東京、町田、横浜
負け：岡山、千葉、熊本
分け：清水、讃岐、愛媛
となります。負け＆分けのうち、熊本（１節）、清水（３節）、千葉（４節）は、開幕直後の新生山雅のシステムが上手く噛み合ってない時期の対戦なので、是非ともリベンジしてもらいたい対戦相手です。
前者か？後者か？、どちらの予想結果になるのかは、本文前半に書いたように３３節～３６節の結果でかなり見えてくるかと思います。前者の予想通りになる場合、最終戦までもつれます。シーパスを持ってない方は最終節の横浜戦のチケットは売り切れが予想されますので、お早目に確保したほうが良いかと思います。
