4月29日(金) 第１０節 愛媛ＦＣ vs 松本山雅FC
共に３連勝中の波に乗ってきた両チームの戦いです。
まずは2014年の対戦結果をみてみましょう。
５月 ３日（土） ホーム 松本２－１愛媛
８月１７日（日） アウェイ 愛媛１－４松本
ホーム・アウェイ共に山雅が勝利しています。2014年は山雅が2位、愛媛は18位となっており年間順位通りの
力の差があったものと思われます。
次に2014年の得点／失点のデータをみてみましょう。
愛媛は、得点1.29に対し失点が1.38と僅かに失点が多い結果で2014年を終えています。得失点差は、-0.09と僅かにマイナスですが、19位になるほど悪い数字では無く５～６位は上の順位でもおかしくない数字です。
それでは、今年のデータはどうなっているでしょう。第９節までのデータです。
愛媛の得点は、2014年1.29に対して、今シーズンは0.88と低迷しています。シュート数も6.87と得点チャンスが少なく、現時点ではJ2最少シュート数となっています。しかし被シュート数は、2014年の11.60から8.87と格段に良くなっており、失点も1.38から0.88と守備の固いチームに生まれ変わっています。
愛媛は、ここまで３勝１負４引き分けと、負けはまだ１回しかありません。２点差以上の試合は、唯一の負け試合の岐阜戦が０－３だっただけで、残りの試合はすべて１点差の勝利か、０－０もしくは１－１の引き分けと、得点力不足を補う守備力で着実に勝ち点を積み上げてきています。
愛媛の得失点のデータは山雅が前節対戦した群馬に似ている値となっています。前節のように10本以上のシュートが打てるような山雅のペースに持ち込めれば勝利する確率は高いでしょう。しかし、愛媛のシュート得点率12.8%には要注意です。少ないチャンスを得点に結びつける事が得意なチームですので、最後まで集中を切らさない事が重要です。
今回はもう１つ心強いデータがあります。以前記事にした「山雅はホーム何戦目で初勝利をあげられるのか？」に記載していますが、JFLに昇格した2010年以降、４月最終週の試合の勝率は100%です。今年も勝利し記録を延ばしていきたいところです。
試合を終えて
今試合のシュート数は、山雅１０本、愛媛５本でした。前節の群馬戦では１６本打てていましたから、愛媛と群馬は似たようなチームとはいえ、愛媛の方が守備力が高く１点が遠い試合となりました。愛媛のシュートを５本に押さえ無失点で終えたことは次節に向けていい材料となりました。
１つ残念だったのが、2010年から続いていた4月最終週の勝率100%の記録が途絶えてしまいました。
