2018 J2 前半戦(21節)終了時点の成績からみる自動昇格圏争い

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データ分析

2018年J2リーグ、前半戦が終了しました。
山雅がJ2に昇格した2012年から2017年までの6年間の前半戦終了時点の成績と最終成績の関係から、自動昇格を狙うための法則を探ります。

2018年前半戦(21節)終了時点の順位と勝ち点は以下の通りです。

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
 大分トリニータ 1 40
レノファ山口 2 39
町田ゼルビア 3 37
松本山雅 4 37
アビスパ福岡 5 36
横浜FC 6 35

 

次に、過去6年間の最終成績と前半戦終了時点の成績をまとめました。

表の色分けの意味
前半終了順位: 濃いピンク→2位以内  薄いピンク→3位~6位
後半勝点:黄緑→前半の勝ち点より後半勝ち点が多い
最終勝点:青→80点以上

2017年 J2最終成績

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
1 湘南ベルマーレ 2 43 40 83
2 Vファーレン長崎 4 35 45 80
3 名古屋グランパス 6 34 41 75
4 アビスパ福岡 1 43 31 74
5 東京V 5 34 36 70
6 ジェフユナイテッド千葉 13 30 38 68

2016年 J2最終成績

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
1 北海道コンサドーレ札幌 1 48 37 85
2 清水エスパルス 6 34 50 84
3 松本山雅FC 3 41 43 84
4 セレッソ大阪 2 43 35 78
5 京都サンガF.C. 5 37 32 69
6 ファジアーノ岡山 4 39 26 65

2015年 J2最終成績

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
1  大宮アルディージャ 1 46 40 86
2 ジュビロ磐田 2 40 42 82
3 アビスパ福岡 7 33 49 82
4 セレッソ大阪 5 34 33 67
5 愛媛FC 11 30 35 65
6 V・ファーレン長崎 10 33 27 60

2014年 J2最終成績

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
1 湘南ベルマーレ 1 60 41 101
2 松本山雅FC 3 43 40 83
3 ジェフユナイテッド千葉 11 30 38 68
4 ジュビロ磐田 2 43 24 67
5 ギラヴァンツ北九州 5 33 32 65
6 モンテディオ山形 8 31 33 64

2013年 J2最終成績

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
1 ガンバ大阪 1 46 41 87
2 ヴィッセル神戸 2 44 39 83
3 京都サンガF.C. 4 35 35 70
4 徳島ヴォルティス 15 26 41 67
5 ジェフユナイテッド千葉 5 35 31 66
6 V・ファーレン長崎 3 36 30 66

2012年 J2最終成績

最終順位 チーム名 前半終了
順位
前半終了
勝点
後半
勝点
最終
勝点
1  ヴァンフォーレ甲府 6 37 49 86
2 湘南ベルマーレ 4 40 35 75
3 京都サンガF.C. 7 36 38 74
4 横浜FC 10 31 42 73
5 ジェフユナイテッド千葉 2 40 32 72
6 大分トリニータ 5 40 31 71

 

自動昇格への法則1

J1に自動昇格となる、年間1位または2位になるためには、
・前半戦終了時点で、1位~6位までにいる事。(2012~2017で例外なし)

さらに、前半戦で1位及び2位のチームは、自動昇格できる可能性が高い。
・前半戦1位が昇格した年→2013,2014,2015,2016
・前半戦2位が昇格した年→2013,2015,2017

やはり、前半の上位陣が後半も上位争いをしている事がわかります。

自動昇格への法則2

・自動昇格圏に入るには、年間の最終勝ち点が80点以上(2012~2017のうち、2012年の2位以外すべて)

2位以内に入るためには、80点以上の勝ち点が必要です。前半戦の間に半分の40点以上をあげたチームは、後半戦、多少の失速があっても、逃げ切る事ができます。例えば、2016年の札幌は前半48点で後半は11点も少ない37点でも首位を守りました。
2014年の湘南は前半60点で、後半は19点も少ない41点でしたが、ぶっちぎりの優勝でした。今年は首位の大分でも勝ち点は40点で、逃げ切りができるチームは1つもありません。言い換えれば、後半の成績がそのまま年間成績に繋がる団子状態といえます。

自動昇格への法則3

前半戦1位と6位の得点差が10点以上あると、最終結果も前半戦1位が首位を守り、2位争いも前半戦のトップ3になる確率が高い。
得点差が10点未満だと、前半戦の順位から入れ替わり起きる。

前半戦終了時点の
1位と6位の勝ち点差
最終1位の前半戦
終了時点の順位
最終2位の前半戦
終了時点の順位
2017年 9点 2位 4位
2016年 14点 1位 6位
2015年 12点 1位 2位
2014年 28点 1位 3位
2013年 12点 1位 2位
2012年 4点 6位 4位

今年の勝ち点差は僅か5点で2012年に似た混戦状態になっています。奇しくも、得点差が10点未満だった2017年と2012年は、前半戦4位だったチームが自動昇格しています。今年の前半戦4位は、松本山雅です。

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